日本酒造組合中央会の発表した6月分の全国清酒課税移出数量は、4万4562klで、前年同月の4万5934klに比べて3%減少した。
主産地の出荷状況は、▽京都府=6928klで3・1%減▽兵庫県=1万3453klで0・7%減▽新潟県=3522klで4・6%減▽福島県=1346klで5・8%減▽秋田県=1714klで7・3%減▽愛知県=1664klで5・8%減▽広島県=1004kl--で4・6%減と、いずれも前年実績を下回った。全国で前年を上回ったのは神奈川、山梨、青森、富山の4県だけだった。
タイプ別の出荷状況は、▽吟醸酒=3625klで4・1%減、うち純米吟醸酒は1830klで11・9%減▽純米酒=3959klで0・8%減▽本醸造酒=4700klで6・6%減▽一般酒=3万2279klで2・6%減--と、純米酒が微減となっているほかは、いずれも前年を割り込んでいる。需要の底打ちが言われている清酒だが、数字を見るとまだ下げ止まりとは言えないようだ。