本坊酒造 特許・磨き蒸留芋焼酎

2010年02月04日

 本坊酒造(鹿児島市、本坊修社長)は、2009年に「蒸留酒の製造方法」として特許を取得した新蒸留技術・特許「磨き蒸留」を採用した本格芋焼酎「あらわざ桜島」を2月15日から発売する。

 知覧蒸留所は薩摩半島南端にある。ここで仕込まれている焼酎の原酒は、知覧蒸留開設以来、ステンレス蛇管大型蒸留機に加え、昔ながらの繊細でまろやかな味わいを出す錫蛇管小型蒸留機の原酒を使用。それが本格芋焼酎「桜島」の旨さの原点となっている。この旨さを引き出す技に、特許「磨き蒸留」が加わった。

 新蒸留技術・特許「磨き蒸留」とは、蒸留機の釜底部に新たな空気を送り込む専用パイプを装着し、蒸留中のもろみに空気を満遍なく行き渡らせ対流を発生させることで、蒸留釜内部の安定均一化を実現した独自の蒸留技術。この新技術により、原料特有のコク、旨み、香りなど出来上がる焼酎の厚みを損なうことなく、渋味や雑味をやわらげ、なめらかでかろやかな味わいへと仕上がっていく。蒸留中に「もろみを磨く」ような状態をつくりだす。このことから「磨き蒸留」と名づけた。

 「南薩摩産黄金千貫仕込み」など、原料に、造りに、本物へのこだわりが生んだ本格焼酎「桜島」。南薩摩伝統の技に新技を加えた、まろやかなおいしさが楽しめる。なお、2月7日から鹿児島県先行・店頭販売を行う。

 【商品概要】▽原材料=さつま芋、米麹(白麹)▽アルコール度=25度▽容量/希望小売価格<税別>1・8lびん/1770円(九州内)、1810円(九州外)、900mlびん/970円、1・8l紙容器/1750(九州内)、1790円(九州外)