高橋酒造 どんな料理にも合う米焼酎

2010年03月08日

 高橋酒造(熊本県人吉市)は、全国20歳から39歳の有職者300人を対象に、飲酒に関する意識・実態調査を実施した。その結果、お酒を飲んだ翌日に仕事を休んだり、仕事に遅刻したりした経験を持つ人は72・7%にのぼることが明らかになった。お酒は理性をつかさどる大脳新皮質の働きを緩和させ、感性や感情を出しやすくさせることから、コミュニケーションを円滑にする役割があるといわれている。球磨焼酎を製造し「人と人を近づけたい」を企業理念とする同社では、お酒を通じた人と人とのコミュニケーションを推進したいと考え、昨今「酒離れ」がすすんでいる20代30代に向けて、お酒の楽しみ方を提案した。

 お酒は飲み方さえ気をつければ、翌日に残すことなく楽しむことができる。お酒を飲む機会が増える歓送迎会シーズンに向けて、正しい飲み方を知ることが大切といえる。

 「翌日に残さない、正しいお酒の飲み方5ヶ条」を酒匠・焼酎アドバイザーの菱沼勇人氏は次のように提言している。“1”自分の体質にあった“適量”を知る“2”酒は“1銘柄”に。飲み方を変えて楽しむ“3”“大量の水”がポイント。飲んだアルコールと同量を摂取“4”酒の“温度”に注意。常温かお湯割りで“5”高たんぱくの“食事”と組み合わせる

<翌日に仕事がある平日の夜は焼酎がお勧め>

 焼酎は蒸留酒なのでエキス分が少なく、醸造酒に比べ翌日に残りにくいと言われている。食中酒として食事に合うし、水割り、お湯割り、ロック、レモン割りなど、色々な飲み方が楽しめるので、1種類でも飽きがこない。最後の一杯は、お湯割りにして体を温めるのがポイント。

 お酒の良さは、ただおいしいというだけでなく、お酒を通じて色々な人とコミュニケーションが取れること。1日の疲れをリセットすることにある。若い世代には「1杯だけなら」といって、無理をして飲んでいる人も見かける。お酒は無理して飲むものではない。工夫すれば、おいしく飲める方法もある。お酒のベテランは「ストレート」、初心者は「ゆずジュース割り」など、みんなで1本を楽しめるのも焼酎のいいところだ。

 焼酎全体の消費量は「本格焼酎ブーム」により、2003年には50年ぶりに日本酒の売り上げを上回り、その後出荷量を伸ばしてきたが、2008年に減少に転じた(国税庁統計から)。日本酒造組合中央会によると、その原因は原材料費の高騰に伴う値上げや、若者の酒離れであるとされている。同社の飲酒に関する意識・実態調査において、20代・30代で好きなお酒として焼酎をあげる人も20・7%にとどまった。そこで同社は、週1回以上飲酒するものの、普段焼酎を飲まない20代・30代を対象に、焼酎に対するイメージ調査を行った。

 その結果、調査対象者全員が、過去に焼酎を飲んだ経験はあるものの、焼酎に対して「においが苦手」56・8%、「味が苦手」47・7%、「アルコールが強すぎる」40・9%--と答えるなど、焼酎に対して苦手意識を持っていることがわかった。ところが、同調査対象者に対し、米・芋・麦の3種類の焼酎の飲み比べ調査を実施したところ、米焼酎・麦焼酎に対し「香りが苦手」と回答した人は11・4%にとどまった。また、約6割が米焼酎を飲みやすいと回答したことから、焼酎を苦手と思っている人でも「米焼酎」であれば、おいしく飲める可能性が高いことがわかった。

<平日の夜は米焼酎の常温水割りで>

 平日の夜に多くのサラリーマンが仕事後に訪れる、新橋の立ち飲み屋「新橋 駿」を営む、本島健一氏に、米焼酎の良さを聞いた。「米焼酎は一番の特徴は、どんな食事にも合うこと。食事をしながら飲むのに最適なお酒だといえる。例えば、ワインだったら、肉なら赤、魚なら白、という風に食事によって種類を変える。米焼酎の場合は、1本で何にでも合う。4人でコース料理を食べたい、という時に1本ボトルを入れるとしたら、米焼酎を勧める。米焼酎ならどんな料理にも合う上に、苦手な人は少ないし、飽きがこず最後まで飲むことができる。料理を知っている人、こだわりのある人は、米焼酎を選ぶ人が多いと思う。特に食事を選ばないのは『しろ』。クセがないので、合わないものがない。割って飲むにしても、レモン・ライム、ソーダ割りなど何でも合うので、初心者にも飲みやすい。『しろ』をよく飲む人は、最初から最後までずっと『しろ』一筋、という人が多い。飽きがこないからだと思う」。

<家飲みにはどんな料理にも合う「しろ」を>

 昨今、景気の冷え込みにより、外食をする人が減少し、家飲みを行う人が増えているといわれる。実際、昨年12月に、インターネット調査会社のクロスマーケティングが全国の20~64歳の男女1200人を対象に実施した調査によると、自宅や友人宅で飲酒をする人は67・2%に達する。同調査では、家飲みをする上で知りたい情報についても聞いており、1位は「お酒に合うレシピ」で55・8%、2位は「よく合うお酒とつまみの組み合わせ」で43・2%、3位は「宅飲みに持っていくと喜ばれる手土産」で39%の結果だった。

 同社では、家飲みの手土産として米焼酎「しろ」を提案。どんな食事にもあう特徴を持つ米焼酎は、さまざまな料理・つまみを持ち寄る家飲みには最適なお酒であるといえる。中でも「しろ」は、2009年の米焼酎の売り上げ2位と、全国の量販店やコンビニエンスストアにて販売しているため、入手しやすい特徴がある。また、減圧蒸留法により製造しているため、すっきりとした飲み口と、軽やかな口当たりが特徴で、焼酎初心者にも楽しめる。ボトルデザインにもこだわり、透明感のあるおしゃれなデザインを実現。手土産としても好評だ。

 同社は、企業理念「人と人を近づけたい」の実現に向け、米焼酎「しろ」を通して、今後とも人と人とのコミュニケーション促進を実現していく。