「新ブランド」tabete 四国国分「拡販」へ

2012年03月15日

 【香川】四国で密着した活動を展開する全国系大手食品酒類卸の四国国分(高松市朝日町)。「新社長」に吉川邦男氏を迎え、営業・販売活動に一段と力を注ぐ。食品の分野では、新ブランド「tabete(タベテ)」のシリーズ商品が2月から続々とお目見えする。

 「tabete」は、国分の創業300年を記念に発売100年のフラッグシップ「K&K」に次ぐブランドとして開発。四国国分の橋本正副部長は「今年のスーパーマーケット・トレードショーでも好評だった」と上々の手応えを強調する。

 ポーションタイプで手軽に味つけができる「楽チンCook」シリーズは、「ピーマンの肉詰め」「ほっこり肉じゃが」「ブリ大根赤みそ風味」など6種を投入。

 多彩なラーメンやうどんを味わえる「ひる麺」シリーズに加え、本格イタリアンなども簡単に楽しめる瓶入り「ONESPOON(ワンスプーン)」シリーズもある。

 いずれも主婦の手間を減らしたり、買い物や調理に時間をかけられない単身赴任や老人世帯の手助けになったりするなど今後も「ジャンル」を増やす。

 国分は、加工食品だけでなくシングルモルト「トマーティン」など有名輸入酒でも知られる。最近では、味の素とのコラボで「CookDo(クックドゥ)」のメニューにあうワインを企画販売するほか、四国地酒の販売にも力を注ぐ。

 さらに今年4月からスペイン産・白のオロヤ「寿司ワイン」(750ml1200円)など新ブランドも投入する。