太田商店「春の展示会」

2016年05月11日

 【東京】和酒専門卸の太田商店(板橋区中丸町、太田純一郎社長)は4月12日、有楽町駅前の東京交通会館で和酒展示会「太田 酒 EXPO2016春」を開催した。

 今回は「“礎”Ishizue ニッポンの酒~和酒新時代の礎を築こう~」をテーマとし、酒販店および関係者、約1000人が会場を訪れた。

 出展メーカーは清酒55社、焼酎25社、その他3社の合計83社で、来場者に対して自慢の酒をPRした。

 今回の目玉企画は▽春の市=今回で26回目となる「蚤の市」企画。展示会限定の商談・販売企画で、清酒蔵元54社96アイテムを展開した▽先取り!夏酒=同社が「夏酒」の取り組みを始めて6年目となっており、日本酒の季節商品の一つのジャンルとして定着してきた。昨年よりラインアップが増え、清酒66アイテム、スパークリング清酒26アイテム、夏焼酎12アイテムの展示を行った▽焼酎蔵の隠し酒=貯蔵、希少性などで価値を訴求。蔵に眠っている隠し酒や限定販売の商材を展示した――となっている。

 同社の太田社長は最近の状況に関して「清酒の地酒が好調で昨年度は売上10数%の伸びとなった。全体としては103%~104%の着地だった。高級酒の比率が上昇する中で利益も伸長している」とした上で、同社の方針に関しては「日本酒の四季に応じた商品を積極的に提案していく。在庫状況に関しても、きめ細かな対応で当社ならではの展開を行っている」と語った。