長野県酒造組合 「長野の酒メッセin大阪」開催

2019年05月02日

 【大阪】長野県酒造組合は4月16日、長野県の日本酒が一堂に揃う試飲・展示会「2019長野の酒メッセin大阪」を大阪市北区の新阪急ホテルで開催した。

 同イベントは、今年で6回目を迎え、長野県の日本酒のすばらしさをより多くの人に知ってもらうことを目的に開催しており、県内の酒造メーカー約60社500種以上の試飲・展示を行い、酒類業界関係者向けと一般来場者向けの2部構成で開催した。

 会場内には、長野県から訪れた蔵元がブースを出展し、各蔵自慢の日本酒を並べアピールした。来場者は出品リストを片手に、来場時にプレゼントされたきき酒用のオリジナルグラスを手に、各蔵のブースできき酒を楽しみながら出展者とゆっくり情報交換を行った。また併せて、そばやおやき、野沢菜など長野の日本酒と相性の良いフードも提供した。

 また、「長野県原産地呼称管理制度」認定酒を集めたきき酒コーナーを設け、長野県ならではの味わいのアピールを行ったほか、「信州SAKEカントリーツーリズム」の案内や「信州の地酒・イメージビデオ」の上映などさまざまな形で長野の日本酒の魅力を訴えた。

 今回の特別企画として、長野県の酒米に親しんでもらうことを目的に、ミヤマニシキのおにぎりを100人限定で提供したところ、開始後即なくなる人気ぶりを見せた。

 同酒造組合の武重有正副会長は、「大阪では今回で6回目の開催となり、関西のファンも確実に増えつつある。一方で、長野県の日本酒は依然、全国的にはあまり知られておらず、こういったイベントも活用しながら知名度を上げることも目的となる。出展された酒蔵が、関西での取り引き先を獲得するなど成果もあるので、このイベントを通して長野県のお酒の魅力が多くの人に伝わることを願っている」と語った。