全国醸造機器工業組合と日本醸造用品組合が主催する「2019全国醸造機器用品展示会」(本紙など後援)が5月28日、29日の2日間、東広島市の株式会社サタケ・ショールームで開かれた。
当日は、5月29日に開催された「全国新酒鑑評会」(独立行政法人酒類総合研究所、日本酒造組合中央会主催)の製造技術研究会に併せて広島に訪れた杜氏や蔵人など約1000人が来場した。
同展示会は2年に一度開催されているもので、全国新酒鑑評会に併せて広島で開催されるようになってからは今年で5回目となる。今年は38社が出展した。
会場には、原料処理・製造からびん詰め・出荷に至るまでさまざまな機器、用品を展示。また、「中小企業経営強化税制」の適応機器や、減税や補助金などの施策を活用できる機器も数多く展示された。また、HACCPの導入が迫るなか、関連した機器、用品の提案や相談を受け付ける出展社も多かった。
展示会場内は期間中、近年増え続けている酒蔵の設備投資意欲もあり、終始、活気にあふれていた。