【鹿児島】第11期『かごしまルネッサンスアカデミー焼酎マイスター養成コース』の修了式が1月28日、鹿児島市の鹿児島大学であった。同コースは鹿大の社会人向け履修証明プログラムの一環。焼酎文化と魅力を広く発信できる人材〝焼酎の語り部〟を養成するもので、修了要件を満たした51人に履修証明書のほか、鹿児島県酒造組合との提携で「焼酎マイスター認定書」を授与し〝焼酎マイスター〟の称号を与えた。平成24年度第1期から合計で449人の焼酎マイスターが輩出されたことになる。
同コース受講者は、焼酎製造業に関わる人をはじめ、酒類販売や飲食業に携わる人、さらに観光業や自治体職員など広範にわたる。鹿児島大学農学部附属焼酎・発酵学教育研究センター、鹿児島県、鹿児島県酒造組合、およびSSI(日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会)が連携し運営。6科目=焼酎学の基礎・焼酎製造の実際・焼酎の商品知識・焼酎文化論・焼酎マーケティング・焼酎検定演習=計97・5時間の講義で体系的に学ぶ。〈SSIとの提携で修了者には「焼酎ナビゲーター」および「焼酎唎酒師受験資格」も授与される〉
第11期は2022年5月14日開講。対面とオンライン受講のハイブリッドとしたことで、鹿児島県外から19人(東京都8人、神奈川県3人、愛知県2人、福島県・大阪府・兵庫県・愛媛県・徳島県・福岡県各1人)、海外(台湾)1人が修了者となった。「奄美の黒糖焼酎製造者や、青酎の産地である東京都八丈島の酒店経営の方も含まれる」という。最優秀修了者には初めて海外の受講者、台湾の酒販店経営者が選ばれた。
対面・オンライン修了式には、鹿大副学長・岩井久企画・社会連携担当理事、鹿児島県酒造組合・濵田雄一郎会長、修了者で組織し焼酎の魅力発信活動を行うNPO法人かごしま焼酎マイスターズクラブ・鮫島吉廣理事長らが臨席。修了者代表挨拶を宇都曜子さんが行った。
2月1~28日「第12期生」を募集する。定員40人、受講期間令和5年5月13日~6年1月27日、受講料9万9000円〈別途実費負担あり(入構パスカード代、教科書代等)〉