日本酒造組合中央会は、令和4年12月分の清酒、単式蒸留焼酎の課税移出数量をまとめ発表した。昨年12月の清酒の課税移出数量は、4万4532㎘となり前年同月に比べて31・5%減、単式蒸留焼酎の課税移出数量は、4万2147㎘となり前年同月に比べて4・5%減となった。なお、令和4年12月分については、兵庫県の数字は反映されていない。
清酒の主産地の課税移出数量は、▽新潟県=5603㎘で6・5%減▽京都府=9739㎘で15・8%減▽福島県=1390㎘で12%減▽秋田県=2386㎘で7・1%減▽広島県=1349㎘で0・2%増――となり、兵庫県を除いては広島県のみ増加となった。
なお、昨年12月の清酒のタイプ別の課税移出数量は、すべてのタイプで前年実績を下回った。輸出免税数量は、43・7%の減少となった。
◇ ◇
一方、単式蒸留焼酎の主産地の課税移出数量は、▽福岡県=3958㎘で9・8%減▽佐賀県=516㎘で4%増▽長崎県=311㎘で3・9%減▽熊本県=1272㎘で18・4%減▽大分県=1万125㎘で8・4%増▽鹿児島県=1万1000㎘で5・8%減▽宮崎県=1万1849㎘で7・7%減▽沖縄県=1751㎘で0・2%増――となり、佐賀県、大分県、沖縄県で前年同月の実績を上回った。
なお、昨年12月の単式蒸留焼酎原料別の課税移出数量は、麦が2・2%増加。麦以外は、減少となった。輸出免税数量は、55・7%減少した。