「サタケ」グループ 「佐竹電機」3月統合

2023年03月01日

【中四国=広島】精米機大手のサタケ(広島県東広島市、松本和久社長)は、グループ会社の佐竹電機(株)(同市、熊本一夫社長)を3月1日(水)統合すると2月20日(月)発表した。開発体制を強化し、DX(デジタル・トランスフォーメーション)商品の開発を加速させる狙い。

佐竹電機は、国内11あるグループ会社の1つで、1971年に設立。主にサタケ設計施工のカントリーエレベーター(共同乾燥調製施設)や精米工場など施設の制御盤、制御システム、電気工事を請負い、1990年からサタケ独自開発の産業用特殊モータや同技術を活用した汎用モータの販売も始めたという。

サタケは、食品産業機械やプラント設備の製造販売、穀物加工施設の設計・施工などを主業務とする総合プラントメーカーで、プラントの遠隔管理システムなど近年の高度なDXに関連した商品開発に両社技術部門の知識の融合と緊密な連携が不可欠と判断した。

今回の統合で、商品開発の速度向上と業務の効率化を図り、佐竹電機の業務をFAシステム開発本部、生産本部、エンジニアリング本部、プラント事業本部にそれぞれ統合。両社の知見と経験を融合し、「商品開発でお客様にこれまで以上の最適なソリューションを迅速に提案・販売していく」としている。