三重県酒造組合 新酒品評会入賞酒を発表

2023年04月07日

 【三重】三重県酒造組合(清水慎一郎会長)は3月28日、第53回新酒品評会の入賞酒を発表、表彰式を三重県工業研究所で開催した。

 今回の品評会には延べ95点の出品があり、厳しい審査を経て各部門ごとの首位賞が決定した。また、純米吟醸酒12点、吟醸酒10点、純米酒10点、本醸造酒2点、普通酒2点には優等賞が贈られた。

 各部門の首位賞は次のとおり。

 ▽三重県知事表彰(純米吟醸酒の部)=作・清水清三郎商店▽三重県知事表彰(吟醸酒の部)=酒屋八兵衛・元坂酒造▽三重県議会議長表彰(純米酒の部)=寒紅梅・寒紅梅酒造▽全農三重県本部運営委員会会長表彰(本醸造酒の部)=半蔵・大田酒造▽三重県工業研究所所長表彰(普通酒の部)=鈴鹿川・清水清三郎商店

 優等賞

 ▽純米吟醸酒の部=青雲・後藤酒造場、宮の雪純米大吟醸・宮﨑本店、作・清水清三郎商店、鉾杉純米吟醸・河武醸造、酒屋八兵衛・元坂酒造、半蔵・大田酒造、天下錦純米大吟醸・福持酒造場、瀧自慢・瀧自慢酒造、義左衛門・若戎酒造

 ▽吟醸酒の部=青雲・後藤酒造場、宮の雪大吟醸・宮﨑本店、作・清水清三郎商店、寒紅梅・寒紅梅酒造、鉾杉・河武醸造、酒屋八兵衛・元坂酒造、福和蔵大吟醸・井村屋、義左衛門・若戎酒造

 ▽純米酒の部=田光・早川酒造、作・清水清三郎商店、KINO2・元坂酒造、酒屋八兵衛・元坂酒造、福和蔵純米酒・井村屋、半蔵・大田酒造、天下錦特別純米・福持酒造場、瀧自慢・瀧自慢酒造

 ▽本醸造酒の部=極上宮の雪・宮﨑本店、鈴鹿川・清水清三郎商店

 ▽普通酒の部=三重の寒梅・丸彦酒造、半蔵・大田酒造

 「三重の酒の輸出を増やしたい」。冒頭のあいさつでそう切り出した清水会長。「日本酒は世界中のソムリエに注目されつつあり、輸出には希望が持てる。いい酒を作り、日本、世界に売る。ワインと同じように食中酒として飲まれる時代が、近々訪れるのではないか」と話し「国内消費はまだまだ低迷しているが、需要を世界に広げ、全体的な底上げを」と強く訴えた。