日本酒類販売は、㈱秋田県酒類卸(秋田県秋田市、佐藤卯兵衛社長)の発行済株式を一部取得したと発表した。また、同社株主総会において、日酒販社員が取締役(非常勤)候補とされることについて合意した。
秋田県酒類卸は、秋田県内最大の酒類卸会社で県内全域をカバーできる物流網を有しており、酒類、食品の販売を通じて地域に密着した事業活動を行い、地域社会の繁栄に貢献する総合卸会社として確固たる地位を築いている。
日酒販は 〝「お酒と食」で「つながり」を「価値」に変える会社〟を経営ビジョンに掲げ、コア事業である酒類卸売事業に軸足を置きつつ、消費行動や市場環境の変化に対応して新しい事業に挑戦を続けている。日酒販は今回の株式取得と同社取締役(非常勤)選任について、「酒類・食品流通における相互機能の補完と関係強化であり、今後も流通コーディネーターである秋田県酒類卸とともに、地域と全国をつなぐ豊かな食文化の発展に貢献していく」としている。
【株式会社秋田県酒類卸の概要】
▽資本金=8000万円▽売上高=131億4100万円(2023年3月期)▽社員数=81人(同)▽創業=昭和24年9月(平成16年3月に協同組合からの組織変更)▽株式譲渡実行日=4月12日▽取得株式数=発行済株式の一部