【大阪】サントリーグループの基盤研究・技術開発を担うサントリーグローバルイノベーションセンターは6月8日、同社のデジタルヘルス技術の紹介とデモンストレーションを行う「デジタルヘルス説明・体験会」を大阪市北区のホテルエルセラーン大阪で開催した。
同社は近年、デジタルヘルス分野の研究・開発を積極的に進めており、今年1月には米国ラスベガスで開催された電子機器を中心とする展示イベント「CES2023」にて「Innovation Awards」を受賞するなど、高い評価を得ている。
説明・体験会で同社の安東範之代表取締役社長は、「当社は2015年に設立し、〝出来ないことを出来るようにする〟仕事に取り組み、近年ではお客様の健康に資するプロダクトに着手してきた。これからはデジタルヘルスが必要な時代であり、今まで以上に健康に対するお手伝いをしたい」と会社概要とデジタルヘルスの必要性について説明した。
同日は、①腸noto(GutNote)=腸の音を計測・評価する独自のAIを備え、一人ひとりに最適な「腸活」を提案するスマートフォンアプリ。専用のデバイスを必要としない②GAITALYS(ゲイタリス)=静止状態の足裏の接地情報から、歩き方、姿勢のクセをAIで分析し、改善の方法を提案するデバイス③XHRO(クロ)=脳波等のバイタル情報を毎日計測することで、生体リズムをAIで評価し、身体の老化の状態を推定。世界最軽量レベルの小型化と快適な装着性を実現――の3つのデジタルヘルスを紹介した。
デジタルヘルスの説明では、ステージ上でサントリー社員が製品を実際に使用しながら、各デジタルヘルスの担当研究員が製品の説明を行った。